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自分のあるべきおもちゃ作家の姿とは
【自分のあるべきおもちゃ作家の姿とは②】 2022.1.27
あれから2年が経ちました。当時の理想とするイメージと異なる部分はありますが、それでも自分の理想とする部分を抑えながら、少しずつイメージする作家の第1歩を進み始めた気がします。仕事の仕方も多売薄利にならないように、生産数もグッと抑えながら、自分が無理なくモノ作りを進めている実感があります。自分のおもちゃ作家のスタイルが固まり、4月からそれが確実に実践に近づいていくという見通しもつくようになってきました。
地元“手稲”で開業し、今後色々な人がアトリエを訪れていく一連の流れはどんな影響があるのでしょう。一番に強く実感するのは、現在保育士をしながら日々子ども達におもちゃ作家としてお店を開くことを伝えたり、今後足を運んでもらったりした時に子ども達の心の中にはどんな形として自分が残るのか、、という事をよく考えます。多種多様な生き方がある中で、こんな暮らし方をしている人が身近にいる状況を目の当たりして何を思うのか。自分もおもちゃ作家になってみたいと思って欲しい訳では決してないのですが、色々な生き方がある事を知って、これから社会に巣立っていく為の判断材料として良い刺激になれば良いな、くらいに思っています。基本的には自分が好きな事をしているので、その辺りの事は自分が活動していく中での副産物のような捉えが今は大きいです。歳を取りステージが変わればまた違った意気込みで、その辺りは捉えていくのかもしれませんが。
起業後に求められてくるのは、“おもちゃ作家”として分かりやすいおもちゃが求められてくるように思います。名称がそうなので当たり前だと思いますが、個人的にはそうしたおもちゃ作家としての捉えが段々と曖昧になってきています。おもちゃ作家として活動しているのですが、ビー玉の「美しさ」「動きの面白さ」「素材の多様性」をコンセプトにした作家としてモノ作りを進めていく事で、単におもちゃ作りだけに留まらない造形作家のような一面もあることに気付いてきました。今後の課題は、そうした一面があることも頭の片隅に残しながらも、おもちゃ作家としてもしっかりと胸を張れるようなモノ作りをしていくこと。4月からの開業はそうした部分が不安でそしてどこまでやれるのかとても楽しみです。
【自分のあるべきおもちゃ作家の姿とは①】2020.11.23
私はおもちゃ作家と名乗って活動していくには、まだまだ作品の質やそれを生業にして食べていくだけの事が出来ておらず、そこまでの道のりもいつ辿り着くのかわかりません。でも、今言えることは、玩具を作り、生み出していく事が好きなこと。そして、私の作った玩具を手に取って楽しそうに遊ぶ姿を見て、自然と嬉しくなること。これを仕事として世の中に発信していった先にそういう姿の人達がいっぱいになる。そんなことを考えると幸せな気持ちになるし、それが仕事として成り立って生きていけるなら、絶対にそういう生き方をしていきたいんですよね。最近はそういう将来像というのが少しずつイメージ出来てきて、今回のHPでも伝えたい想いが沢山ある。今はこういう想いを抱き続け、行動し続けていった先にそういう未来があると信じて頑張っている所です。
全国にはおもちゃ作家さんが色々いて、色々なカタチの仕事の仕方があります。意識しておきたいのは、これから目指す先は色んな「仕事のカタチ」であって、そこに自分を当てはめていく必要はないということ。あくまで手本として色々みて、良いと思った部分は吸収して、そこまで興味がなかったり、自分のスタイルに合わないと思ったら、違うやり方を探していく。それは私に限らず皆そんな事も頭の隅に考えて仕事をしているんじゃないかなと思います。
では、どんなおもちゃ作家になるのが一番の理想なのか?・・理想を語るというのはなんだか気恥ずかしいのですが、理想の前に自分が嫌だなあと思う仕事のスタイルについて話をしましょう。それは365日朝から晩まで木を削って同じおもちゃをずっと作り続ける・・そんな単調作業は嫌です。笑 これは決して他のおもちゃ作家さんを馬鹿にしている訳ではないですし、実際のおもちゃ作家の現実を知らないので、なんとなくおもちゃ作家のやっているイメージが偏っているんだと思います。でも、色々な作品を見て頂いてお分かりになるかと思いますが、色々な遊び方の作品作りをしていて、自分の感じた好奇心のままに新しい遊びの可能性を探し回っている状態です。このスタイルが作家になった時にも持続していくこと=食べていけないことに、にならないような生き方が理想としては一番良いのです。回りくどいですね。苦笑
例えば、私は365日おもちゃを作り続けることは別に苦ではありません。基本的に好きな事ですから。ただし、その中でも色々な玩具作りをしたい!さらに言えば、実際に色々な場で特にビー玉遊びの楽しさを伝えたい!という気持ちが強いです。なので、一つ一つ手作りしたものを自分で生産して人に手渡すというよりも、自分が遊びの情報媒体となって自ら色々な遊びの良さをその場に行って伝えていく、というスタイルが理想かなと思います。また、自分で製作したモノの中でそれがもっと世の中に広めていきたいと思えるようなモノが生まれ、それをどなたかに生産して頂くということが出来れば最高です。
そんな風に自分が活躍出来る未来を掴む為には、まずは目の前の事を一所懸命に取り組んでいくことが大切です。そうやって今までやってきたから、今がある。これからもそんな風に楽しみながら自分の活動を躍進していきたいです。
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