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今年の活動を振り返る


今年はおもちゃ作家として活動を心に決めて動いた最初の年。

保育士を辞める決断も大きなものだったけど、作家としての活動も大きな決断だった。

3月に保育士を辞めて、まず初めにこのHPを作った。

誰が見てる、見てないとかそういう意味合いではなく、

自分の活動と共にあるようHPを作って置きたかったから。

今年のあれこれを振り返りたい。

【作家としての活動】

おもちゃ作家と言っても、多くの人のイメージは”木のおもちゃ”で、実際にどんなことをしている人なのかも一般的に想像しにくい事が作家として活動してよくわかった。

それと同時にいつも自分のモノづくりが「ビー玉を使って遊べる木のおもちゃ」というコンセプトの元に製作していることを再認識出来るので、ある意味これは良かったように思える。

また、今年はとにかく色々なおもちゃを作ろうと躍起になっていた。

でなければ、仕事を辞めた意味がない。

それもあって、去年はおもちゃ製作数14だったのに対し今年は約50作品程度製作することが出来た。

おもちゃの製作数が保育士としての時間との代価であることがよく分かる。

*ある意味保育士をしながら14作品もすごいかも知れないが。

イベント活動も色々とやった。サッポロモノヴィレッジ、月形、旭川、丸井今井、保育園のお祭り、ゴルマなど出れるタイミングと機会があれば、お金と時間を掛けてそこに力を入れた。もちろん、そこでは自分の製作したマンカラやその他おもちゃを販売する訳だが、これがなかなか難しい。

ハンドメイドという分野が売れない世界というのは知っていたつもりだったが、これほど売れないか、、、と思うこともあった。だが、他のハンドメイド作家さんは価格の単価が低いのでもっと利率も少ない、、などと考えると、自分の分野はまだそういう意味では良い方なのか?と思ったりもする。

商売をすることの楽しさも同時に体感することが出来た。これはなんというか相手に自分の作品のこだわりや面白さなどが伝わる瞬間があるから、楽しいのだと思う。自分の魂をモノに乗せて、言葉へと繋げていく。そういう事が相手の心を動かすのだと販売をしながら感じた。

今後も販売をするとすれば、今の自分に足りないのはズバリ「パフォーマンス能力」にある。

パフォーマンスすることが興味のキッカケになる。これは商売の基本なんだと思う。

しかし、よく見かけるハンドメイド店の作家さんはそういうことはしない。

凛としていて、そういう空気感は出さない。逆に空気を感じてくれと言わんばかりの表情で客を見る。

こうなっているのは様々な理由があると思うが、自分のスタイルに合わないのは明白だ。

保育時代子どもたちが自分の周りに集まる時は、たいてい興味・関心がある時で、

かみ砕くと「面白そう」と感じているものである

では、面白そうと感じることとは何か。。それが動きのあるコト「パフォーマンス」である。

また、パフォーマンスには興味関心を引き出し、相手の印象に残るという特典もある。

こういう人がいた、何かやってた、その程度でも伝われば誰かに伝えたくなる、知ってほしくなる

そういう気持ちが沸き上がるくらいの情熱と想いを乗せて取り組まなければ、大事なことは伝わらない。

今後はそういうパフォーマンスをよりわかりやすく、印象強く伝えていきたい。

【おもちゃ作りを通して】

自分の製作しているモノのほとんどは、1点物であり、試作品であり、仕事道具でもある。

基本はアマチュアなので、木工家や現役のおもちゃ作家(一応自分もなのだが、、ここは食える作家というニュアンス)などからすれば、技術としては全然足りてないし、よく表に立てるなくらいだと思う。

それでも作品を作り、作家を名乗り、HPまで作って世の中に発信しているのは、自分の中にはアトリエを

建てるという夢があり、そこに人を招き遊べるようなアミューズメントパーク施設を作るという、壮大な野望があるから。もちろん、それは自分の私利私欲の為のモノではなく、地域の活性化も狙った観光地となるような空間にしたいと考えている。

なので、仮に木工の学校に入学し卒業してから活動するという風に格好付けなくても、全てがそこを目指すための通過点で、実験であれば良い。そして、ひとつひとつとぶつかって早めに色々と吸収できるチャンスを自分で作る。そうした行動がまさに今年の様々な活動にある。

また、おもちゃ作りを通して気付くのは、自分の面白さと相手の面白さの視点が

遊んでもらえばもらうほど、少しずつズレているという事。

自分は色々な作品を通して、どんどん複雑に付け加えようとすることがあるが、そうしない作品でも充分に楽しんでくれることが多い。このあたりのギャップは生涯抱えていきそうだと思うが、おもちゃ作りをする上でこのことはよく考えていた。

「ビー玉を使ったおもちゃづくり」というコンセプトを元に多くの試作を作ったが、まだまだ製作出来てないモノも多く、来年はもっと多くの作品を製作していきたいと考えている。イベントの数もあったので、そうした準備に追われて、製作する時間が取れなかったことも大きな要因かもしれないが、最終的には自分が製作したいと思うモノに対する情熱が製作へと突き動かすのだから、そうした気持ちを来年はもう一度奮い立たせたいと思う。

【学校へ行く】

H30年の4月から旭川高等技術専門学校へ行きたい。その為には来年H29年に入学へ向けた勉強と資金集めが必要となる。そうした事も並行しておもちゃ作りをすることを念頭に入れて、自分の芯がブレることのないように定期的に自分の気持ちを見つめる時間を作っていきたい。

学校へ入学する予定の年は30歳となる年だが、ちょうど良い節目のような気がする。

こういう人間世の中にいっぱいいるだろう。

【おもちゃコンサルタントの代表となる】

まさか、自分が代表になるんて・・資格を取った時に考えもしなかった。なろうとも思わなかった。

でも、代表になったことでイベントに向けた発信者や人の意見をまとめたりする機会が増えた。

民間資格で大きな会社の代表って訳でもないのだけど、北海道のおもちゃコンサルタント会員の中の代表なのだから、そういう意味では色々と勉強になる事が多く、今後の人生経験としても良いと思える。

しっかりと自分の中に吸収したい。

来年の2月にチカホで大きなイベントを控え、色々と年明けから忙しいことが予想されるがそれと同時に楽しみが増えてきた。これをキッカケに更に躍進出来るように日々の活動に励みたい。

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