森のパン屋さん(きつねのパン作り)
西田明夫さんの著書「動くおもちゃ」を参考にして製作させて頂きました。
オートマタシリーズ 第2弾!「森のパン屋さん]です。
今回も西田明夫さんの著書「動くおもちゃ」を参考にして製作させて頂きました。
ちなみにタイトル著書からで、カッコは個人で付けた名前です。
ハンドルを回すときつね君が生地を伸ばす動作を繰り返します。
なんとも温かい気持ちになる作品です。素晴らしい!!
2作品目ですが、西田昭夫さんのセンスが製作を重ねていくごとに伝わってきます。
横からです。
ハンドル部分は輪ゴムが動力です。こちらは市販のもので構わないようで自宅にあった輪ゴムを利用しましたが、サイズがあまりキツイとハンドルの調整が狂って上手く回転しなくなるので、ちょうどいい輪ゴムサイズが重要です。今回は16㎜で合いました。
また、着色がアクリル絵の具です。
アクリル絵の具は昔から製作をするときに良く使用していたので、割と慣れているのですが、著書に書いてあるようにきちんとアクリル絵の具で下地を塗って重ねて塗っていくようなことを恥ずかしながら一度もしたことがなく、今回初めてきちんと重ね塗りを行いました。
やってみると面白いほど、綺麗に塗ることが出来て嬉しいのですが、製作して色々と直しているうちに着色部分がかすれてしまい、若干汚れたような風合いの部分が出てきました。
でも、これもひとつの味だと思うとなかなかこれはこれで良い感じです。
*これはもう自己満足ですが(;^_^A
正面です。
つぶらな瞳のきつね君と目が合ってしまいます。
そして、ぼそぼそも今にして思えば結構気になる。。苦笑
でも、まあ細かいことはそんなに気にしない!とにかく次の作品をどんどん作りたい!そんなおもちゃ作家が居ても良いじゃないか!と自分に言い聞かせて、次に進みます(;^_^A
もちろん、これが商品だとかワークショップになれば話は別ですが、どうも自分自身の作品になると終盤の仕上げ作業が雑になる傾向が・・・。まあ、これは性格なのでしょうかね。
色々なおもちゃ作家さんの作品を見ているともっと手を抜いて作った作品はないのか!というくらい皆さんきっちりと仕上げています。
なんというかプロとしてやっている以上それは当たり前のことなんだと思いますが、もう少し緩く近寄りやすい距離感のモノを製作する作家さんに僕はなりたいと思うんです。
まあ、ちょっと抽象的ですがそういうイメージみたいな部分は大切にして製作しています。
タイトルを「きつねのパンづくり」としているのは一応自分で作ったからですが、西田明夫さんには尊敬の気持ちもあるので、やはり元のタイトル通りに公表することとしています。
西田さんは一体どんな方だったのかな。
今はすでにお亡くなりになられていて大変残念ですが、もしも生きていたら講演や展示会などでお会いしてみたかったなあ。。。。
でも、作品自体はまだまだ有馬やドイツのザイフェンにあるみたいなので、いつか必ず見に行きたいと思っています。
「コネコネ・・・おいしいパンをつくるぞ~!」
そんな声が聞こえてきそうですね。そして、我ながら可愛い目を描いた、、と自画自賛。笑
また、反省点を挙げるとすれば、耳分をもう少し丸みを持たせて違和感のない仕上がりにすることや動作ももっとスムーズにする点などがあるけれど、まあ、とりあえず完成させたということに喜びを感じます。
ちなみに1日で製作しました。時間だと何時間だろうな~、7時間くらいか?
図面があるとこういうからくりも自分の製作する作品に比べて恐ろしく早くなるので、自分の作品作りがちょっと憂鬱になりそう・・・いやいや!刺激になります!!笑
では、次作もオートマタ!お楽しみに!