早起き鳥
オートマタシリーズ第3弾!「早起き鳥」です。*タイトル 参考文献参照
こちらも前作のオートマタと同様に西田明夫さんの著書「動くおもちゃ」を参考にして製作させて頂きました。
著書によると、コンパスと定規だけでデザインされているこの作品。
あまり他の作品例にはない異質な感じと西田さんは書かれていますが、これはこれとも書いてますね。笑
確かに今までとは少し雰囲気の違う今作ですが、シンプルながら素敵なオートマタになっています。
又、今回の作品には作品の枠が付いてますが、本来の例はこれに更に背景の板がありました。
でも、この背景の板がなくてもなんだかスッキリとしていたような感じがしたので、アレンジしました。居間に飾っても良さそうです。
さて、もう~どんな仕組みか察しのつく方もいらっしゃると思いますが(;^_^A
・・・そう!トリとイモムシの駆け引きのオートマタです。
ジーっと芋虫の様子をうかがうトリ君。
可愛い目で「おいしそう・・・」と狙いを定めています。
・・・・ところが!この左右のレバーを押し下げるとイモムシ君がスッと地面の中に隠れてしまいます。
そして、再び反対のオレンジのバーを押し下げるとトリが前を向いてイモムシが出てくるという訳です。
まさに攻防戦ですね笑
一応このトリとイモムシのやり取りを英語で翻訳してました。
お手本も同じように英語で何らかの翻訳がなされていたので、アレンジして書いております。
簡単翻訳です。わかるかな?*でも、Google翻訳だから変かも・・・苦笑
ちなみに、字は焼きペンで書いてます。こういうときの焼きペンは本当に便利!
焼きペン最高です。
最後は裏側のトリ君です!
トリ君の横についているのはワッシャーと押さえ木です。*粗雑ですが。。。
近くでトリくんを撮影するとなかなか可愛く撮ることが出来ました!嬉しい!
シンプルな作りですが、今回のようなオートマタって結構世界では沢山あります。
触ろうとしているのだけど、触れないとか、切りたいけど切れないとか、届きそうで届かないとか・・・どこがジレンマのようなものがあるのもオートマタなんだな・・・と感じ取っているの今日この頃です。
話は変りますが、「オートマタ作家」と検索すると二象舎の原田和明さんのHPがトップで出てきます。
原田さんの作品は柔らかな感じの雰囲気の仕上がりの作品やシュールなモノ、そして予想外のモノなど出てきます。
まさに日本を代表とするオートマタ作家さんです。後は調べても代表的な方が出てこないので、後継者というか新しい世代が出てきていないのが心配です。ただ、オートマタ作家と名乗っていないだけで実際は多くの作品を製作している方も、もしかするといらっしゃるかも知れませんが(;^_^A
僕が感じるオートマタというのは、製作者の実体験や想いユーモアな要素などがカタチとなって表れてたモノだと思っています。作品を見れば、この方はどんなことが好きな傾向にあるなあ~などとみて取れるものです。
自分の作品はまだそうしたカタチのモノを製作していませんが、いつかそうしたオリジナルのモノも製作したいと思っています。
今作でオートマタは3作目?じゃあ、次作は?
そう、またオートマタです。笑 すっかりはまってしまった、、、。
では!次作をお楽しみに!