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MarbleMachine12(マーブルマシン12)


MarbleMachine12が完成しました!

現時点のマーブルマシンシリーズの中で一番サイズが大きいモノになりました。

今回は前作のマーブルマシン11のポンプを改良し、より精度を上げたポンプギミックを使用して、街の中を疾走するマーブルマシンを製作しました。

街並みはドイツの赤い屋根をイメージして取り掛かり始めています。

実は以前から街並みを表現した規模の大きな作品は製作したいと思っていて、今回は先にコンセプトが見えていたので、スタートからゴールまでわかりやすくてとても製作しやすかったのが印象的です。

ただ、規模が大きいので、製作期間がなんだかんだで8日間掛かってしまいました。

裏側です。

裏からみてもハリボテ感が出ないように出来る限りの細部はこだわるようにしました。

ただ、こうして再度見てみるともう少しこだわり抜けた部分があるような気もします。

ちなみに街の各家は角材の端材を使用していて、多少の穴などが開いていても割とそのまま使用しているので、写真の途中で随所にそうした箇所があると思います。

近くて見るとこんな感じです。

家が集合しているだけでなんとも楽しい気持ちになってしまうのは私だけでしょうか(^-^;?

この集合感がたまらなく好きで、製作して良かった、と思えます。

ちなみに家の窓は全て消しゴムスタンプを製作して作ったもので、幾つかのパターンを製作した後に家として設置しています。

街の中を覗いてみると、色々な人々の光景が見られます。

人は150分の1スケールのモノを使用しているので、街のサイズ感とあっていない部分もあります。そもそも人を入れる予定ではなかったので、仕方ないのですが。こんな規模の街を作ったら入れたくなってしまいます。

談笑している人や待ち合わせしている人もいます。

上から見ると人々が歩いている様子が見られます。

また、床は岩の様子を描きたくて全て手描きです。*これだけで相当時間を掛かりました。苦笑

ジオラマ用の粉を撒いた方が早かったような気もしますが、これはこれで良い感じになりました。

街灯もビー玉で出来ています。

ビー玉の埋まった記念碑も端の方に製作しました。

ポンプギミックから出てるビー玉は隙間から見える仕様にしています。

ビー玉が転がるだけではなく、ビー玉が上がっていく様子も面白いです。

ビー玉がポンプギミックから上がって出てくると、いよいよ街の上をビー玉が滑走します。

ちなみにビー玉は一度に2つ出てくる仕様です。

レールをくねくねと曲がってビー玉が転がります。

レールは今回丸ノミの練習をしたくて、トリマー・ルーターを使わず、手彫りで行いました。

これはなかなか根気のいる作業で、レールの手作り感を出そうとするとどうしても彫りをレールの全体に施さなければいけなかったので、それが地味に時間の掛かる作業でした。

ただ、今作まで丸ノミを使用した経験がなかったので、そういう意味ではだいぶ良い練習になったので、結果オーライなのですが(^^;

ぐるっと一周してきます。

コーナーを曲がる際のジャムが一番多く、溝の彫が深ければビー玉の加速に対応してジャムを防げるのですが、浅く作るとジャムの発生が増えます。なので、コーナーは特に時間が掛かってしまい、最終的にはモスなどで補正して、ジャムを防いでいます。

これは最終手段で出来れば使いたくなかったのですが、、次回から気を付けることにします。

1周したビー玉は赤い屋根の中に入っていきます。

ビー玉が先ほどの穴からどんどん出てきます。

市民もビー玉の流れる様子をまるでレースを見るような様子で観戦しています。

そして、再びポンプギミックの中に吸い込まれていきます。

ちなみに万が一本体が壊れた場合、、、

屋根を取り外して、分解可能になっています。

ただ、その可能性はほとんどないので、使用する事はないと思いますが、、、念の為です。

今作で大小含めMarbleMachineは12作目となります。

今までに比べても最大級の規模のように思えますが、今作を皮切りにどんどん大きいMarbleMachineを作っていきたいとも思っています。作っている最中は細部を作っている事が多いので、どうしても規模が大きいものを作っていると自分でも思ってしまうのですが、完成して数日経つと“たいしたことない”とつまらなくなる自分がいます。もちろん、本気で作っている最中はそんなこと思わなく夢中で取り組んでいるのですが、1つの作品を作り終えるとそんな感覚に襲われてしまいます。

今はそんな気持