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Marble Machine17(マーブルマシン17)

Marble Machine 17が完成しました!

今回の製作もギミックベースから考えて、その後に全体の構成を決めていきました。

ギミックが段々と上がるようなギミックだったので、自然と山のイメージを想像。

その後、岩山が良い!!と急な閃きと同時に岩山と言えば、、ドラゴンだ!!

という事で今回はドラゴンも飛ばしてみました。

とても難航しましたが、、無事完成して何よりです(;^_^A

今回は岩山に住むドラゴン!というところまでは、具体的にイメージしていたのですが、

画像左の少年とイヌは終盤にようやく決まりました。

こうした人物は作品そのもののイメージを変えてしまうので、

どんな人物でどんな様子なのか、、と結構気を遣います。

結果的に決まったのは、少年と犬。

村でドラゴンがいると聞いて興味本位で岩山に来た少年と不安そうな犬、、という設定です。

ドラゴンは向かって右側にいます。

ドラゴンの腹にある棒が左右に揺れるような機構で、左右の動きで頭・羽・しっぽが動きます。

ただ、、今回ドラゴンに足を付けるという事を忘れていた、、という痛恨のミスをしてしまい、、

足なしドラゴンになってしまいました。それだけがちょっと悔いが残ります。

ドラゴン視点で見てみると、こんな感じです。

ビー玉が各歯車に取り付けられた”ビー玉押し出しギミック”で上部へ上がっている事が分かります。

横から見るとこんな感じです。

回転しながら、坂をビー玉がコロコロと登っていきます。

やがて押し出されたビー玉は上部へ到着して、レールに向かっていきます。

もしも、上部でビー玉が留まっても、後続からどんどんビー玉が来るので

その辺りをポイントにしながらMarbleMachineを見るのも面白いかも知れません(^^)

頂上から出てきたビー玉は手前のレールを転がって一番下までまた戻ります。

レールの途中に釘が設置してありますが、釘は通常垂直に打ちますが、 垂直に打ち込むと転がるビー玉の速度が足りなかったり、クギの出ている長さは長すぎたりするとジャムの原因になってしまいます。

そこで、今回のように勢いがないような転がり方をする坂の場合、釘を斜め打ちをして極力釘を出さないような打ち込み方をしています。

そうすることで、ビー玉の動きを左右に変化させながら、

ジャムが起こらないようにすることが出来るという訳です。

一番大変だったのは、ドラゴンの首と頭の動きです。

特に頭部分はドラゴン全体が後ろの方へ行くと、頭が後ろに持っていかれてしまいます。

この部分が首部分と必ずぶつかりジャムが起こります。。

、、と、言ってもそんな苦労は文章では伝わらないので、、。

結果的に施したのは、針金メインに稼働していた部分をゴムに変えた、という事です。

すると、ゴムの伸縮で首が落ち込んでもある一定の部分で止まってくれます!

*あと、ビー玉を見ている感じのドラゴンが良い味を出しています!ここ地味に好き!

そして、またゴムの伸縮によって前を向きます。

この調整などに半日を費やしました。なんとかカタチになってくれて本当に良かった(^^;

最後は少年とイヌ。

この2体が動いたりするコトはないんですけど、それでもこういう存在感って大事だなあ~とつくづく思います。全体的な物語性がこの2体によって一気にイメージが広がります。

この2体には僕が設定したストーリーもありますが、受け手によってはまた違うストーリーになるでしょう。

いつか自分のアトリエを持って様々な人が訪れて作品に触れる瞬間に立ち会った時、僕の以外の感じ方の変化も楽しみにしながら、今後もこうした作品作りに取り組んでいきたいと思います。

次作は、、、18.

今年中にNo20まで行く予定ですので、製作出来る時間も考えて、、

少し全体的な量が軽めの作品作りを考えていきたいと思っています。

でも、中身のコンセプトやクオリティはしっかりあるもの。

そうしたものを作ります。

乞うご期待下さい(^^)

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