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MarbleMachine20(マーブルマシン20)


MarbleMachine20、、、完成しました!

今年の目標にしていたmarblemachine20まで製作する!、、という自分の目標をなんとか達成することが出来ました。そして、キリの良い№20で、今までの中でも比較的大きなマーブルマシンとして完成し、全体的に存在感を持つ堂々たる仕上がりになりました。

№20としてふさわしい作品になったように思います。

基本的な構造はビー玉が中央のアクリルパイプを通って上部からどんどんビー玉が出てくるという仕組みです。途中で分岐したり、一定の重さでビー玉がまとめて出てきたりするようなギミックは入れていません。

とにかく圧倒的な量のビー玉がレールを転がり続けます。

本当は動画で公開したいところなのですが、タイミングを見て他のmarblemachineと合わせて一斉に公開しようと思っています。なので、動画はまた今度のお楽しみです(;^_^A

又、上から見ると、緑で覆われいる様子がよく分かります。

この緑はターフと言われるジオラマで使用する装飾品なのですが、

ターフを塗り終えるタイミングが難しいんです。

沢山つけすぎても、重たい印象になるし。

少なすぎても物足りなくなるし

このあたりの終わり時をどうするのか、、いつも一人で悶々と格闘しています。

ビー玉が出てくるとこんな感じです。

ビー玉が溢れ出てくる様子は見ていて癒されます。

レールをビー玉が転がっていく様子です。

レールには余っていたハンノキとシナノキを使用しています。

どちらも切削しやすく、ルーターでガンガン削り出します。

レールはもっと細い感じにしようかと思いましたが、

ビー玉が複数転がってきた際に勢いを落とす為に、多少余裕を持たせた幅にしています。

又、やや腐ってきているようなものも作品に昇華しています。

今回のマーブルマシンは特に直接手に触れたりするものでもないので、

部分的に普段使用できない材を使用することもあるんです。

勢いよくどんどんビー玉下っていきます!

また、アクリルパイプをよく見るとビー玉がくねくねしていますね。

これはビー玉の寸法がアクリルパイプの内寸より少し小さいからです。

ちょうどいいサイズのビー玉を探していたのですが、

他に使用していたので、寸法はやや小さいけれど、未使用の一番綺麗なビー玉を使っています。

中央に設置したアクリルパイプの下部です。

様々な端材を切り出して、端材の山から出てくるような雰囲気を出しました。

適当に置いてあるように見える端材ですが、ひとつひとつ場所を色々考えた上で設置しています。

一番下はこのような感じで、洞穴のような部分にビー玉が転がって入っていきます。

このように多方向から一斉にビー玉が入るタイプにすると、入り口部分で必ず詰まり生じてしまうのですが、これは上部からビー玉が落ちる衝撃で解消しています。

作品によってはその辺りうまくいかない事もあるので、意外と重要な仕組みです。

ちなみに周りにある材はウォルナットの端材です。

今回は下部分のデザインを端材を使って砦のような雰囲気を出したかったので、一つ一つ角度を変えて削り出したウォルナットを配置しています。

今年の目標としてmarblemachine20まで製作することに力を入れていました。

では、来年はどうするのか?同じようにどんどん№を増やしていくのか?

・・・・・今はその辺りきちんと決めていません。

でも、marblemachineは今後も作り続けたいジャンルだし、もっと色々なギミックやビー玉の魅せ方の出来るとても楽しい製作物です。なので、今後も製作していく事は間違いありません。

だけど、2019年は今年のようなペースで作っていくという事は恐らく、、しないと思います。

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話は変わりますが、最近木工旋盤を購入しました。

2019年はこの木工旋盤を中心に色々と製作していきたいと思っています。

木のおもちゃでは、木工旋盤を使ったモノが多く見受けられます。

それは木工旋盤の加工によって出来る曲線が

人の手に馴染みやすいものだからではないか、、と思います。

今まで作ってきた作品はどれも人を楽しませる為のモノではあるけれど、

あまり人の手に触れて直接的に楽しめるものではありません。

2019年はもう少し人の手に触れる何かを作り出したい。

そして、自分の作品に対してもう少し厳しさを持って製作する。

今、決めていることはこれくらいです。

では、、、、今年もお世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

このブログを見た皆様にとって来年が良い年でありますように!

では、次回は、、、、marblemachine以外の何かが登場するはずです。

乞うご期待!