marble machine the bear(くま)
クマのオートマタを作りました!
ちなみに毎回タイトルに「marblemachine」と入れているのは、ビー玉をコンセプトにしたオートマタだからです。marblemachineと言えば、ビー玉が転がっていくものを一般的には指しますが、色々な概念があって良いのではないかと思い、marblemachineとしています。
さて、今回の作品はクマ×ビー玉という事で色々とイメージを膨らませていったカタチがこちらです。
私は北海道在住なのでクマと言えば、熊の木彫りを連想します。
木彫りの熊には鮭を加えたものが一般的ですよね。
そうした北海道の民芸品のイメージから、
今回は鮭を捕った帰り道のクマのワンシーンをオートマタに落とし込みました。
クマは鮭を捕まえた帰り道に二つの分かれ道にビー玉を見付けます。
青と黄色。
二つとも綺麗なビー玉ですが、一つしか持っていけそうにありません。
クマは迷います。
どちらのビー玉を持って帰ろうか。
左右に首を振りながら、どちらにするかを考え続ける、、そんな場面です。
背中には捕ったばかりの新鮮な鮭が見えます。
ちょっと青々としすぎたかもしれません。
ちなみに土台の背面は見えないので、塗り残しがあります。苦笑
撮影の事を忘れていて、気が緩んでいました(;^_^A
次回からは気を付けます。
装飾は主にターフを使っていますが、色の濃淡が表現できない事もあるので、最近は乾燥した藻を着色してオリジナルの物を作っています。今まではそこまでしない作品が多かったですが、表現に幅を出したいので今後装飾のアイテム作りにも今後力を入れていこうと思います。
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今回の作品製作で感じたのは、コンセプトがしっかりしていると想い入れも強くなるという事。
実際、色々な人に作品を見せたり、遊ばせたりする時に今回のコンセプトについて話が出来るので、作品そのもののクオリティが上がったように感じます。
又、以前も書きましたが動物類をオートマタ化する事でよりモノ作りが楽しくなったり、色々な人から受け入れられやすいモノになっていくような気がします。作品作りは独りよがりな部分があっても良いですが、多様な人に受け入れてもらえるようなモノ作りは作家として意識していきたいところです。
共感力。
そういう部分を意識して次作に進みます。