marble machine the cry frog (かえる)
6月!という事でカエルのオートマタを作りました。
ビー玉×カエルの要素ってなんだろう、、と考えたらこんな感じの作品になりました。
正面からだと、どんな様子なのかわかりにくいですね(;^_^A
斜めからのアングルだとわかりやすいですね。
既に画像を見て分かる方もいらっしゃると思いますが、カエルが大きな口を開けて泣いています。
一体このカエルに何があったのか。
初見はそう思われる方もいるのではないでしょうか(;^_^A?
基本的な設定としては、ビー玉の世界に住んでいるカエルです。
ただ、普通のカエルと違ってビー玉の世界のカエルは鳴いたら、泣いてしまいます。
でも、泣くと涙から希少なビー玉が出来るので、ビー玉の世界では有名なカエルです。
・・・という設定なのです。笑
今回の作品は足を前に出してバタつかせている表現を出す為に、針金で足を前に押し出すようなギミックを製作しました。そこまで難しいギミックではなかったはずなのですが、意外と時間が掛かりました。
その理由はこの針金にあります。
これ、0・85㎜の針金なんです。すぐにグニャっと曲がってしまいます。
オートマタに欠かせない針金ですが、
この取り扱いが不慣れなのでなかなか思うように調整出来ずに苦労しました。
ワンワンと泣いていますね(;^_^A
ちなみにワンワン泣いた表現をするため、口も稼働するようにテグスでギミックと繋がっています。
オートマタ製作をする前はテグスを使用したおもちゃ作りをしたことがなかったので、なかなか良い経験です。そして、一度使ってみるとなかなか使い勝手が良くて、色々と作品に応用できそうなんですよね。こういう発見があるから、色々とモノ作りをするのが楽しい。
今回のハンドルはこんな感じ。
少しこじんまりとした感じの小さなハンドルになりました。
今回は全体的に負荷の掛かりにくいギミックなので、これで十分でしょう。
また、ビー玉を使ったオートマタを作り始めてからビー玉だけでは作品の世界観が物足りなく感じてきたので、細かいガラス材も使用するようになりました。涙はまさに細かなガラス材です。
思っていたよりもしっかりと涙のような感じに見えるので、無事に製作を終えてほっとしています。
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少しずつ作品の世界観が強くなっているように思います。
今までの作品は、ギミックばかりのmarblemachineや子どものあそびを重視した装飾排除のおもちゃばかりを製作してきたので、こういう世界観を作り出して製作出来るのは楽しいです。
実際に子どもが取り扱う事は度外視していますが、そういうモノをあえて作り出すのはアトリエマーブルの世界観をしっかりと世の中に伝えたいからです。
だから、今製作しているオートマタが不特定多数の子どもがやみくもに遊んで壊れるようなものだとしても、作家としての世界観を育てる為に今の過程は必ず通るべき道だと思っています。
でも、壊れず安心して遊べる、という事は玩具で遊ぶ時の基本条件だと思うので、対象者によって作品の棲み分けを今後していく必要がありそうです。
あっという間に6月も中旬に差し掛かろうとしています。
半年後には今年が終わってしまうと考えると、、ほんと月日が経つのは早いですね(;^_^A
日々を大切にしながら作品作りをしていきたいと思います。