marble machine the cat(ねこの綱渡り)
今回のオートマタはネコがビー玉を持って、紐の上を綱渡りをしているオートマタです。
綱渡りをするオートマタは、オートマタを製作していると色々と世界中で作られていて、
意外と珍しいギミックではないようです。
数年前に西田明夫さんが製作されていた“魔女の綱渡り”というオートマタを製作して、脚がクルクルと動くオートマタを作った時は“なんて面白いんだ!”と心躍ったことを今でも覚えています。
このオートマタはそうした経緯の元、ビー玉と何かしらミックス出来ないか考えたオートマタです。
今回の場合、着想は“動力”になりますね。
近くで見るとこんな感じです。
ビー玉がありますよ!と言わんばかりにこちらを向いて、綱渡りをするネコ。
台座のような、自転車?のようなものを器用に漕ぎながら、ビー玉を見せてくれています。
紐の上を滑走できるようにプーリーを入れています。
また、ハンドルで回し続けても動きが悪くならないようにするためにワッシャーを入れています。
このワッシャーもアクリル・プラスチック樹脂などの物があるそうなので、本当はそうしたパーツを使用したいところですが、製作時はその存在を知らずこのワッシャーを使用しています。
次回以降の作品にそうしたワッシャーを取り入れていきたいと思います。
あと、お気付きかも知れませんが、側面から見ると脚がかなり不恰好なのがわかります。
ハンドルを回すときは正面からなのあまり気付きませんが、ギミック上どうしてもこんな風になってしまうのです。。側面から見ても違和感のない綱渡りネコをいつか作りたいと思います。
又、重りは釣り用の重りですが、これもかなり微調整しながら取り付けたり、外した結果、このような感じに。回した時に安定するのですが、こちらも不恰好なので、反省ですね。もっとシンプルに綺麗に魅せるようにするべきでした。
オートマタの製作はだいたいがおおまかなスケッチです。
なので、このあたりのギミックの内容がどうしても適当になりがち。
今後気を付けていきたいところです。
ハンドルはこのような感じです。
比較的うまくいった方です。ハンドルの持ち手のウォルナットの曲線がお気に入り。
また、本体の楕円状の丸みも良い曲線になったように思えます。
スイスイと綱渡りするネコ。
行ったりきたりします(^^)
ちなみに細く焦げて曲がっているのは竹です。
そうです。今回初めて曲げに挑戦しました!このくらいの細さだと意外と簡単に曲がります。
が、曲げた方法はガスコンロで行う直あぶりなので、どうしても焦げてしまいます。
焦げてしまったのなら、その部分を塗装すれば良かったのですが、、、そうした手間を掛けずに一気に仕上げてしまった。ちょっと勿体ないですね。味があるといえば、あるかも知れませんが苦笑
最後は正面から見たネコです。
「このビー玉どうでしょう?」と言わんばかりの表情でこちらを見つめてくる、、ような気がします(;^_^A
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ネコって不思議です。
作れば作るほど魅力的な部分が増えてくるし、色々なポージングがとても似合います。
ねこの作品を作れば作るほど好きになってくる。
元々ネコが好き!という訳ではなかったので、作品を通してその魅力に気付いたり、興味を持てたりするのは作業ばかりしている自分にとって刺激的です。
ねこ島?にいつか行きたい思うことも最近出てきたり。
こういう作品を通して、色々な方にもたくさんの刺激が届けられるように今後作品作りをします。