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marblemachine the doubleChicken(にひきのにわとり)


ビー玉×動物シリーズ!

にわとりがメインのオートマタを製作しました!

今回はオートマタ製作にだいぶ慣れてきたせいもあるのか、

あっという間に製作を終えることが出来ました。

やはり、製作数は技術的な力になります。

今回は黒と白のニワトリが餌を食べているオートマタです。

それだけだと、ただのオートマタになってしまうので、

にわとりの卵は・・・もちろんビー玉です(^^)

黒のニワトリは黒色のガラス餌を食べて、白いニワトリは白ガラスの餌を食べます。

すると、出てくる卵はそれぞれの餌の色をした卵・・・という訳です。

ギミックはこんな感じです。

カムで押し上がった棒の先に付いたテグスがニワトリの後ろ側と連動して、

餌を食べているような仕草をする仕組みです。

ハンドルからプーリーを通して動いています。

最近はプーリーを作るのがだんだんと楽しくなってきています。

昔はすごい難しそうに感じたんですけどねえ。苦笑

色々と作業をこなしながら自分の成長を感じます。

側面はこんな感じです。

今回のハンドルは持ち手をタモ、本体をチェリーにしてみました。

写真でみるとわかりずらいですが、ウォルナットと微妙に色味が異なります。

着色前は隙間がなかったはずの材料が水分を吸って、

写真を撮ると隙間が目立ちます。んー、致し方ないか。。

昇降盤があればもっと精度の高い材料に仕上げられるのですが、、今は我慢ですね。

にわとりのオートマタと言えば、西田明夫さんのにわとりのオートマタが有名で、どうしてもそっちのイメージに引っ張られてしまいそうでしたが、フォルムを細身にしたり、お尻の部分に羽を付けてみたりするなどして、出来るだけイメージに偏りのないようにしました。

私はオートマタシリーズはビー玉の魅力を伝える表現の一つとして考えているので、製品のようにデザインする事をしていません。悪く言えば、行き当たりばったりです。でも、その行き当たりばったりが面白く感じる瞬間も多く、これもひとつのやり方として割り切って、そんな作品作りがここ1年くらいで落ち着いてきています。

ただ、やはりデザインされたものは無駄を省いて作っているので線が綺麗で見惚れてしまいます。

それでも、美しいと感じることもあれば、面白くないと感じることもあります。

その感情は自分だけでしょうか。

日常の中には色々な有機物で溢れています。

その色々な混じり合いがあるからこそ、輝いてみえることがある。

そういう感覚を大事にしてモノ作りを今後もしていきたいですね。

では、次回の作品に続きます。

4月からずっと続いている「ビー玉×動物シリーズ」。

だいぶ動物の種類も増えてきました。

でも、まだまだ作品として消化しきれていない動物たちが沢山です。

もっと色々な動物を登場させることが出来るようにオートマタを作り続けます。

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