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Marble Machine 4 (マーブルマシン4)

Marble Machine 4 !! ようやく完成しました!

長かった・・・。シンプルなデザインですが、色々と時間の掛かる作品です。

実はこの作品は2月上旬Marble Machine3の製作を終えてから、製作を開始していたのですが、

チカホのイベントで忙しく途中で製作を中断。

3月に入っても次のイベントには間に合わないだろうと判断し、どんどん先延ばしになっていたのです。ほんとようやく完成です(^^;

ちなみに、、マーブルマシンとは、ざっくり言うとビー玉が歯車などの動力で動いた木材上の昇り降りする木製のからくりのコトです。

世界では木工好きのクラフトマンが自作のマーブルマシンをよく製作しています。

どれもクオリティーが高いので、とてもまだそうしたレベルまで到達していない現状ですが、少しずつ色々な仕組みを作りながら覚えて、クオリティを上げていきたいと思います。

側面です。

ビスだらけでほんとお恥ずかしいのですが、製作上細かい調整をしているうちにビスのコトは気にしないようになっていました。。。まずはただし動くことが目標だったので(;^_^A

画像を見てお判りになるようにお城っぽいイメージです。なので、お城のような装飾を施してみました。*装飾と言えるような大それたことはしてないのですが・・・。

4段に分かれていて、それぞれビー玉が違う動きのするコースになっています。

この装飾の作業はなんだかんだ時間の掛かる作業でして、一つ治具を作成しようかと思ったのですが、結局、すべて糸鋸で切り出すという作業を選びました。

糸鋸の作業は普段から行っているので慣れているのですが、やはり時間が掛かります。。

装飾は根気の作業でした。

ちなみに、お城の赤い部分の加工は電動カンナで加工してます。苦笑

反対の側面です。

こちらは先ほどよりもシンプルですね。

クギに当たって、3か所に分かれていきます。*詳しくは後ほど。

背面です。

背面も潔くザックリとした仕上げとしました。

・・・というか、マーブルマシンシリーズは余った材を利用していることが多いので、今回も背面は余ったモノで固定しています。

全部埋めなくても良かったんですけど、見た目的に埋めて置きました。

右下のMarbleMachine4の印字だけはカッコよく出来たような気がします(^-^;

上から見るとこんな感じです。

最下層の窪み部分にある歯車の穴にビー玉が入ってどんどん最上部まで上がっていきます。

やがて分岐にいくという訳です。

最下層の歯車部分はこんな風になっています!

まるでビー玉の海のようですね。一見すると本当にビー玉が歯車の中に入って上がっていくのか?不安になるような見た目ですが、ちゃんと吸い込まれるようにビー玉は歯車の中に入っていきます。

なぜ吸い込まれるように入るのか?それは、歯車の中にもきちんと傾斜を持たせているので、ビー玉がきちんと入るのです。

歯車に入ったビー玉は中間層に上がります。

途中で微妙な端材があるのはジャム防止です。

ジャムとは玉の同士がかみ合ったり、木製との隙間に入り込んだりしてしまう詰まりです。

このジャムが今回の製作の中で最も調整に時間が掛かる内容で、ジャムの修正をかなり繰り返して完成しました。

ただ、きちんとゆとりをもった設計にしていれば、ジャムのリスクも起こりにくくなるはずなのですが、今回は行き当たりばったりな部分の設計も多くて、ジャムが多発してしまいました。苦笑

次回はもっと広々として作りのマーブルマシンにしたいと思います。

最上部に上がるとこんな感じで見えます。

画像の右下部分の歯車からどんどんビー玉が出て、下の溝へ流れていくという訳です。

「Right or leht」

右か左か、どちらかに分岐します。

この分岐のパーツは他のマーブルマシンシリーズにも応用の効きそうなモノです。分岐パーツ作りにもようやく慣れてきたので、今後も活躍してもらうと思っています。

ビー玉がどんどん流れていく様子が分かります。

*実際に見るともっと多くのビー玉が連続的に流れていく様子が分かってとても面白いです(^^)

最上部の歯車から出てきたビー玉は分岐部分で2か所に分かれます*両端

奥側に見えるのは先ほど紹介した4段ある側面ですね。

ビー玉が通る度に回転する仕掛けを作りました。

しかし、今回の回転する仕掛けは後から考え付いたモノで、それもあって回転の勢いが弱いという結果に苦笑

原因はビー玉の質量と速度が足りないから回らない、、という結論でした。

これくらいイケるしょ!・・と思っても作ってみないとわからないですね。

勉強になります。

分岐した反対側です。

クギの中をビー玉が転がり落ちていく中で穴の中に入ると、ビー玉が決まった個数ごと落ちていく仕組みです。

奥側が3個入ると3個同時に落下し、手前は1個ごとサイクルで落ちていきます。

ただ、今回の仕組みも初めてなので、自分自身でコントロールできるビー玉の個数の加減がまだまだつかめていないのが現状です。

この辺りも自作を製作する時は改めて考えていきたいポイントです。

また、穴に落ちなかったビー玉は柱の中を通って~・・・・・・・・・・・・・・

滑り台を滑るようにビー玉が出てきます!

こちらのギミックも製作をしながら考えたモノです。

マーブルマシンを製作をしていると、決められた図面ではなく、その都度考えることが非常に多いのでモノ作りの醍醐味を感じます。

また、マーブルマシンの製作は今までの自分の技術の積み重ねがないと出来なかったことだなあと常々感じるので、今後も何か違う作品でそうした積み重ねがあって出来ることがあるかも知れません。日々の努力の重要性を感じますね。

最後は日差しに当たる感じのマーブルマシン4で締めます。

如何でしたかか?内容のボリュームが多かったので、文章も多くなってしまいました。

ちなみに大まかな反省点はこちら↓↓

・正しく動くことが大きな目標であり、コンセプトが後決めになってしまった。

・設計上、行き当たりばったりだった*ただ、それも面白かった。

・下部に音の出るドラムを設置しようとしたが、全体的な高さが足りず音の出が悪いことなどの理由もあり、断念する。

・どんどん追加ギミックを足したくなってしまうので、全体の大きさを余裕のある設計にするべきであった。

色々と個人的に反省する点は多いのですが、マーブルマシンとしてのレベルは他作品に比べると確実にレベルの高い作品となりました。

また、色々とギミックの多い作品なので、見応えもあることから今後色々なイベントなどで活躍してくれそうな作品です。

マーブルマシン5は考え中ですが、マーブルマシンシリーズが続いたので、一度お休みとします。

今年は”色々なビー玉遊びを作る!“というのも目標の一つですから、ビー玉で色々な遊びが出来る!と思える作品をしばらく製作していきたいと思います!

それでは次作をお楽しみに!

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