marblemachine the sleeples person
ビー玉×動物シリーズ!
・・・ではないのですが、今回もビー玉をコンセプトにしたオートマタです。
他のオートマタシリーズのサイズよりも縦長に大きい作品になりました。
今回の作品はビー玉世界に住む中年男性が食用のビー玉鍋をのぞき込むというもの。
ただ、仕事の合間なのか、仕事終わりなのか、、鍋をのぞき込みながら眠そうにしています。
横からみるとこんな感じ。
顔の真後ろが絶壁過ぎて、少し違和感が出てしまいました。
製作していた時は気にならなかったのですが、製作してみてよくみると違和感がでてくるものです。
でも、他の部分は特に気になる点もほぼなく、ハンドルもうまくいきました。
ちなみに持ち手はウォルナットです。
近くてみるとこんな感じ!
ビー玉鍋から美味しそうな湯気が立ち込めています。
でも、中年男性は美味しそう!というよりも眠くて仕方ない、、という感じです。
今回、一番作りたかったのはこの目の部分で、目が開いたり、閉じたりします。
これは少し半開きの状態です。
こちらは目が閉じかけた様子です。
わずかな違いですが、ハンドルを回すとウトウトし様子が分かります。
ギミックはこんな感じです。
ハンドルからプーリーで連動した二か所のカム部分に対して動きが生じます。
動きは以下です。
・ビー玉が鍋の中がグルグルと回る。
・中年男性がウトウトとする。
たった二か所の仕組みですが、それだけでも面白く感じられます。
作品にストーリー性があれば尚更です。
オートマタではこのストーリー性やユーモアのあるモノが多くて、
世界ではもっと色々なギミックを積み込んでいるオートマタも少なくありません。
ただ、それはもうオートマタ作家さんとして活動されている方の作品レベルです。
、
私自身はビー玉世界は一体どんな世界なのだろう、、、というイメージが沸くような
動くオートマタであれば良いので、シンプルでも構わないのです。
でも、それとは別に見応えがあるモノは長く色々な視点から楽しめる作品になると思うので、
長期的に考えていくとギミックの手が込んだような作品作りをしていくのも良いかもしれません。
では、次回の作品に続きます。