MarbleMachine19(マーブルマシン19)
MarbleMachine19が完成しました!
今回はビー玉を押し上げる機構、通称“marble pump”を二つ内蔵するマーブルマシンを製作してみよう!というところから、スタートでした!
マーブルポンプのシングルタイプは夏に試作や作品として作っていたので、割とスムーズに製作できるイメージを持っていたのですが、これを二つ直列で作ることを考えるとその分ハンドルに掛かる負荷や中の針金の仕組みなど見直す必要もあって、再度仕組みを考え直しました。
そして、今回は年末ギリギリに製作を開始したので、時間の余裕がなく、細かい部分は目をつぶっています。*っていつものことなんですが苦笑
今回は先に箱型の機構を作って、 デザインは後回しでした。
で、考えついた意匠がこちら。蝦夷鹿のような脚をイメージして取り付けてみました。
ハンドルもこの脚の印象に負けないように、やや大きめのハンドルを取りけています。
脚を今までそれほど重要視してこなかったのですが、今回のように動物に見立てた脚にしてみるとだいぶ印象は変わる事に気が付きました。
今後の作品作りをしていく上で、今回のマーブルマシンを活かした作品作りが出来そうな要素です。
もしかすると、好き嫌いが分かれるところでもあるかも知れませんが。
限られた機構箱の上にレールを作るのは割と大変でした。
レールを走らせる溝はビー玉の寸法なので、それ以下には出来ず、削れる部分は側面部分になってきます。なので、側面のフチをみると分かると思うのですが、とても細くなっています。
加えて傾斜付けるので、加工に時間が掛かって手間の掛かる部分でした。
逆に二つのギミックの入ったマーブルポンプは非常にスムーズで、問題なく動きます。
これなら4~5個、、もしかしたらそれ以上いけるかも知れません。
機構の数を増やしていくと、中に使用する針金の強度やギミック自体の重さ、各ギミックに内蔵するビー玉の量を変更しなければなりません。
その辺りはやってみて初めて分かることなので、いつか挑戦したい部分です。
モフモフとしたさわやかな印象にしたかったので、色鮮やかなターフを使用しています。
又、レールには加工がしやすいシナを選びました。
が、もっとツヤ感があっても良かったようにも思えるので、
他のナラやタモなど違う材でも良かったかも知れません。
ビー玉が出てくるときは2個同時です。。。
これは失敗です。本来なら1個ずつのはずでした(/_;)
機構の見直しが必要です。。
機構の動きとしては問題なさそうですが、仕口に対する意識がまだまだ甘くて、隙間もだいぶ見えてしまっている状態で完成、、としています。
今はこのあたりをじっくりと向き合うよりも色々なモノ作り進めていく事を優先にしています。やはり、こういた仕口をしっかりと見せようとすると時間が掛かります。もしくは、もっと早く効率よく製作をしようとすると必要な機械も増えていきます。
なので、今の作品をここで完成としておくのは、ある意味今の自分のレベルが計り取れて良いようにも思えます。後から、作品を見返しすのも面白いはず。。。だ。
すごいプラス思考な発想ですけど。
ま、とにかく、今回のマーブルマシンは見た目のデザインは悪くないし、機構としての動きも良いけれど、あと一歩詰めが甘いよ、、って感じです(*_*;
やっぱり締め切り間近に製作した作品は焦りが出てきてしまう。
こういう自分への追い込み体験は、今後も意識的にしていこう。
では、次はMarbleMachine20です。
おたのしみに(^^)